練習方法・普段のケア

現役声優に聞いた練習方法・トレーニング方法!

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現役声優に聞いた、普段の練習方法・トレーニング方法

「声優になるために練習したい」
「声優として、お仕事をもらうためにもっと技術を磨きたい」

そう思っている人は多いと思いますが、現役声優さんが普段どんな練習をしているのか気になりますよね。

このページでは、現役声優さんに聞いた普段の練習方法をまとめています。

日々、技術を磨く努力をすることは、声優としてお仕事をしていくうえで有効です。

練習したいけど、どんな練習をしたらいいかわからない!

という方は参考にしてみてください。

 

 

準備練習の内容

まずはじめに、準備練習としてやっていることの流れをざっと紹介します。

ウォーミングアップのような感じですね。

  1. ストレッチ
  2. 柔軟体操
  3. 腹筋
  4. 発声
  5. 滑舌

ここまでが毎日する準備練習で、この後に本格的な練習をします。

本格的な練習の内容については後で詳しく説明しますので、まずは準備練習の内容を解説していきます。

 

ストレッチや柔軟体操、腹筋は学校の体育の授業などで習っていると思いますので、それ以降の準備練習(基礎トレーニング)をひとつずつみていきましょう。

 

発声の練習

どれだけ話しても枯れない声を出すためには、腹式呼吸ができているかどうかが重要になってきます。

学校でも、いの一番にやることになるでしょう。

腹式呼吸ができていると長いセリフを言うときに、お腹に空気をためておくことができるので(実際は肺なのですがそういうイメージ)途中で切れずに一定の息で言うことができます。

男性はもともと腹式呼吸ですが、女性は胸式呼吸なのではじめは感覚がつかみにくいかもしれません。

わからないときは寝転んで、お腹に手をあてながら呼吸をしてみるとわかりやすいです。

 

腹式呼吸

肩の力を抜き、足を肩幅に開いてまっすぐ立ちます。
頭のてっぺんを糸で引っ張られているようなイメージを持って、背筋をまっすぐ伸ばしてください。

鼻から息を3秒で吸い、口から息を5秒かけて吐き出します。
(これを数回繰り返す)

 

発声 その1

腹式呼吸の続きなので、そのままの体勢で行います。

  1. お腹に手をあてて、空気を3秒かけて鼻からおもいっきり吸いこみます。
  2. 3秒止めます。
  3. 3秒たったら「あー」と遠くに届かせる気持ちでできるだけ長く発声します。

※このとき喉を閉めないように、先ほどの腹式を使ってやります。
顎は上がりすぎないようにひくこと、肩の力が抜けていことを確認しながら行いましょう。

これを2~3回繰り返します。

 

発声 その2

先ほどの続きで、そのままの体勢で行います。

お腹に手をあてて、母音の口の形をしっかりと意識しながら以下の「あ・え・い・う・え・お・あ・お」から最後までを発声しましょう。
だらだらと続いていかないように、一つ一つを区切って発声します。

1回目が終わったら、2回目はスタッカート。
腹式を意識し、お腹で区切りながら「あ/え/い/う/え/お/あ/お」とやってみましょう。

あ え い う え お あ お
か け き く け こ か こ
さ せ し す せ そ さ そ
た て ち つ て と た と
な ね に ぬ ね の な の
は へ ひ ふ へ ほ は ほ
ま め み む め も ま も
や え い ゆ え よ や よ
ら れ り る れ ろ ら ろ
わ え い う え を わ を
が げ ぎ ぐ げ ご が ご
か゜け゜き゜く゜け゜こ゜か゜こ゜
ざ ぜ じ ず ぜ ぞ ざ ぞ
だ で ぢ づ で ど だ ど
ば べ び ぶ べ ぼ ば ぼ
ぱ ぺ ぴ ぷ ぺ ぽ ぱ ぽ
にゃ ね に にゅ ね にょ にゃ にょ
ひゃ へ ひ ひゅ へ ひょ ひゃ ひょ
びゃ べ び びゅ べ びょ びゃ びょ
みゃ め み みゅ め みょ みゃ みょ
りゃ れ り りゅ れ りょ りゃ りょ

注意

母音の口の開け方について注意点があります。
(※思いっきり開けすぎない説もありますが、はじめのうちは大げさにやり過ぎるぐらいがちょうどいいので、顎が外れない範囲で思いっきりやってみましょう。)

「あ」 思いっきり口を大きく開けて。
「い」 口を横に引っ張って。
「う」 唇をすぼめて前に突き出します。
「え」 「あ」の形よりも口を横に広げて。
「お」 「あ」の形よりも縦長に少しだけすぼめる。

 

「か゜け゜き゜く゜け゜こ゜か゜こ゜」については「鼻濁音」といい、西日本にはありません。

「鼻にかかったような感じ」というとわかりやすいかもしれませんが、鼻に抜くように発声します。

女性声優
鼻濁音ができていると日本語が美しく聞こえますよ

 

滑舌の練習

滑舌、発声、表現の全てを兼ね備えた練習として有名なのが、「あめんぼのうた」や「外郎売」です。

今回は「あめんぼのうた」をご紹介しますので、最初は一つ一つ口の開け方を意識しながらやってみましょう。

あめんぼあかいなあいうえお(水馬赤いなあいうえお)
うきもにこえびもおよいでる(浮藻に小蝦も泳いでる)
かきのきくりのきかきくけこ(柿の木栗の木かきくけこ)
きつつきこつこつかれけやき(啄木鳥こつこつ枯れ欅)
ささげにすをかけさしすせそ(大角豆に酢をかけさしすせそ)
そのうおあさせでさしました(その魚浅瀬で刺しました)
たちましょらっぱでたちつてと(立ちましょ喇叭でたちつてと)
とてとてたったととびたった(トテトテタッタと飛び立った)
なめくじのろのろなにぬねの(蛞蝓のろのろなにぬねの)
なんどにぬめってなにねばる(納戸にぬめってなにねばる)
はとぽっぽほろほろはひふへほ(鳩ポッポほろほろはひふへほ)
ひなたのおへやにゃふえをふく(日向のお部屋にゃ笛を吹く)
まいまいねじまきまみむめも(蝸牛ネジ巻まみむめも)
うめのみおちてもみもしまい(梅の実落ちても見もしまい)
やきぐりゆでぐりやいゆえよ(焼栗ゆで栗やいゆえよ)
やまだにひのつくよいのいえ(やまだに灯のつくよいの家)
らいちょうはさむかろらりるれろ(雷鳥寒かろらりるれろ)
れんげがさいたらるりのとり(蓮花が咲いたら瑠璃の鳥)
わいわいわっしょいわゐうゑを(わいわいわっしょいわゐうゑを)
うえきやいどがえおまつりだ (植木屋井戸換へお祭りだ)

注意

「は行」は抜けがちなので、お腹から声を出すことをしっかりと意識しながら読みましょう。

慣れてきたら情景を思い浮かべながら読むと良いです

例えば、「わいわいわっしょいわゐうゑを うえきやいどがえおまつりだ」はお祭りなので「元気よく力強く楽しそうに」言えるといいですね。

 

早口言葉

はじめから早く言おうとするより、はっきりと言うことに注意しましょう。

なかなかうまく言えないという人は、ひとつひとつ口をきちんと開けてゆっくりめに読んでみてください。

「生麦生米生卵」
「赤巻紙青巻紙黄巻紙」
「蛙ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこあわせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ」
「隣の客はよく柿食う客だ」
「この竹垣に竹立てかけたかったのは、竹立てかけたかったからだ」
「東京特許許可局」
「きくくりきくくりみきくくり、あわせてきくくりむきくくり」

 

ここまでが準備練習で、この後に本格的な練習をします。

 

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本格的な練習の内容

例としていくつか挙げますが、自分の好きなように練習してみてください。

養成所などに通っている方は、予習・復習などをするのも良いと思います。

  • CMを読む
  • ぶっつけ本番で読む

 

CMを読む

CMなどの流れているものを原稿に書き起こし、読んだ声を録音します。

「その原稿で何を伝えたいのか」
「CMでは、こんな感じに読んでいたけど自分ならもう少し違う感じで読んでみよう」
など、考えながら読んでみてください。

自分の声を録音し、繰り返し聞くことによって、滑舌や強弱、イントネーションなどの弱点が見えてきます

「どういう風に読めば、聞く人に伝わるのか」と試行錯誤することによって、表現方法が身につきますし、毎日続けると確実に力がつきます。

 

ぶっつけ本番で読む

本をぶっつけ本番で読んでみましょう。

だいたいのナレーションのお仕事は、直前に原稿を渡されて1~2回ほど目を通して「はい、本番!」なんてことはザラです

目を通す暇もない時もあります。

CMではパソコンで打たれた文字が多いですが、番組ナレーションだと本当に時間との戦いなので、手書きで書きなぐられたような字を読むこともよくあります。

しかも、そこにカットが入ったり付けたしがあったり、順番が変わったりと原稿がカオスと化していくことも…。

日頃からトレーニングして対応力を身につけておかないと、とてもじゃないですが実力を発揮できません。

本番で「読めない漢字がある!」なんてことにならないためにも、毎日のトレーニングは本当に重要です。

 

普段の練習方法 まとめ

声優には、技術だけでなく基礎体力も必要です。

体力、呼吸、発声、滑舌など基本となる土台ができていないと、いくら技術を身につけようとしても上手くいきません。
まず、基本が一番重要。

このページで紹介した毎日の練習は、その基本を固める練習です。

学生、もしくは新人こそ基本的な練習を大切にしましょう。

 

 

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