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フリー声優と事務所に所属している声優の違い・事務所をすすめる理由とは?

フリー声優と事務所に所属している声優の違い

声優には大きく分けて2種類の働き方があります。

1つは事務所に所属する方法、もう1つはフリーとしてお仕事をする方法です。

どちらも声優としてのお仕事はできますが、声優になりたいと思っている方は、まず事務所所属の声優を目指しましょう。

このページでは、フリー声優と事務所に所属している声優の違い、なぜ事務所所属の声優を目指すべきなのかを説明していきます。

 

事務所に所属した方がいいって、漠然と考えていたけど、このページでその理由もわかるんだね

 

 

声優事務所って?

事務所に所属すべきか否かを判断するには、声優事務所がどんな仕事をしているかも知っておく必要があります。

そこで、まずは声優事務所内で行っていることを紹介します。

声優事務所には主に下記のような部門があります。

  • マネージャー
  • デスク
  • 経理
  • 総務(大きい事務所であれば)

所属声優の多い事務所や仕事の多い事務所だと、これらのお仕事に関わる人数も多くなります。

小さい事務所の場合は所属声優も少なく、事務所で仕事を行なうスタッフの人数も少ないのが一般的です。

 

デスクとは?

デスクは、クライアントと声優の窓口です。

スケジュール管理から原稿・地図・台本・V(例えばアフレコで使用する映像のことです。これを前もってもらってチェックしてから仕事に臨みます。)・資料などの受け渡しの手はずを整えたり、お仕事が決まったら連絡をくれます。

仕事以外でも連絡事項があれば各所属声優に電話をしたり、出欠をとったり、FAXをしたり。

デスクの役割は一見、目立ちませんが事務所ではとても大切です。

 

女性声優
事務所の仕事内容がわかったところで、事務所に所属している声優とフリーの声優について確認していきましょう

 

事務所に所属している声優とは?

声優はどこかの事務所や劇団に所属していて、現場に派遣されてくることが多いです。

きちんとした事務所であれば、日本俳優連盟(日俳連)という団体への加盟が義務付けられており、「預かり」を経て査定に合格して事務所に所属することが決まれば、日俳連の会員となります。

声優になりたい人は間違いなく学校や養成所に通い、事務所に所属することを目指すべきです。
そのあとで、「成り行きや、一身上の都合でフリーになる道もあるかもしれない」という感じでとらえておいてください。

女性声優
事務所に所属した方がいい理由は、次の章で説明しますね

 

フリー声優とは?

近年、フリー声優にもいろいろなパターンが出てきました。
おおまかに分けて3パターンあります。

  1. 事務所所属からフリーになった人
  2. 事務所に所属したことはなく、フリーでやっている人
  3. 登録制の事務所や制作会社に登録している人

それぞれの特徴を大まかに説明していきます。

 

フリー声優のパターン① 事務所所属からフリーになった人

ひとつ目は、昔からあるような「事務所に所属していてその後フリーになった」という場合。

事務所を移籍する時は、いきなり移るわけにはいかないので、ある程度フリーの期間を経てから移るのが一般的です。

レギュラーをたくさんかかえていたけれど、なんらかの事情で自ら事務所を辞める人も結構多く、その後フリーになり、10年後、20年後にまた違う事務所に所属するケースもあります。

また、「預かりから事務所所属に上がる査定で落ちて、他の事務所に入ることも出来なかった人」がフリーで続けている場合もあります。

ひとくちにフリーといっても、様々な事情の人がいるのです。

フリーの人は仕事が入れば台本を取りに行ったり、スケジュールの管理をしたり、経理関係の書類も自分で作ったりと、今まで事務所がやってくれていた事をすべて自分一人でやらなければなりません。

自分でやるのでマネージメント料は不要ですが、「マネージメント料払うから誰か代わりにやってほしい」と思うくらい大変です。

補足説明

事務所に所属していても確定申告は自分でしなければなりません。
源泉徴収票が送られてくるので毎年3月中旬までにやりましょう。

事務所とは専属契約を結んでいるだけなので、社員というわけではなく個人事業主扱いです

普段から、レシートではなく宛て名が書かれた領収書をきちんともらっておいてください。

消費税はギャラと一緒に振り込まれているかと思いますが、年1,000万円以上稼いでいなければ納付しなくても大丈夫です。

確定申告は大変なので、年収がかなり多くなってきたら税理士さんにお願いしている人もいます。

 

フリー声優のパターン② 事務所に所属したことはなくフリーでやっている人

今はフリー声優を名乗る人がものすごく増えてきていますが、声優には資格がないので自分で自称して1円でも稼げば、「フリー声優」という感じの風潮があります。

どう名乗ろうと個人の自由ですし、1円でもお金を稼ぐ以上は立派なお仕事です。

ただ、声優として食べていきたいのであれば目指すべきところはフリー声優ではありません

きちんと学校や養成所に通って学び、まずは事務所に所属する声優を目指してください。

 

フリー声優のパターン③ 登録制の事務所や制作会社に登録している人

事務所に所属するということは、事務所を通さずに仕事をすることはもちろんタブーです。
専属契約なので、ほかの事務所に所属することもできません。

登録制の場合、いろいろなところに登録することができます。(例えば有名なところだと「Voip!」など)

しかし、テレビのお仕事(アニメ、洋画など)がしたいとか、売れたい、稼ぎたい、アイドル声優になりたいなどの目的があるのであれば、登録制のお仕事はおすすめできません

おそらくそういった仕事は皆無だと思われますし、そもそも仕事量も少なく価格も安いと思って間違いないでしょう。

 

フリー声優のメリットは?

「声優として食べていきたいのであれば目指すべきところはフリー声優ではありません。」と書きましたが、フリー声優のメリットもあります。

ギャラがそのままもらえる

いきなり生々しい話ですが、事務所に所属すると、ギャラはそのままもらえるわけではなく、事務所がある程度のマージンを取ります。

フリーになると、クライアントから直接仕事をもらうので、引かれることなく、ギャラはそのまま自分のものになります。

 

スケジュールを組みやすい

事務所に所属している声優は、スケジュールの管理も事務所任せです。

楽といえば楽ですが、自分でスケジュールをきめられないので、プライベートの予定を入れづらくなります。

フリーの場合は、自分でスケジュールを管理できるので、自分の時間も取りやすくなります。

 

自分で仕事を選べる

事務所に所属すると、時にはあまり気のすすまない仕事も受けなくてはいけません。

逆に、オファーがあっても、事務所側が断ってしまうこともありえます。

フリーの場合は、直接仕事のオファーがきたり、自分で営業をするので、自分自身で仕事を選ぶことができます。

 

フリーの方が自由でいいような気もするけど…

 

それでも事務所への所属をおすすめする理由は?

フリーになるとメリットもいくつかあります。

ただ、それでも事務所に所属するのをおすすめするのは次のような理由からです。

営業は想像以上に難しい

事務所やマネージャーにはテレビ局や制作会社とのパイプ・古くからの付き合いがあります。

事務所自体が作品や番組を企画したり、制作している場合もあり、その場合は直属の事務所に所属している声優を起用することが多いです。
端役なども、ほとんどがその事務所から入ることになりますし、制作だけでなくスタジオを持っている事務所もあります。

事務所に所属している場合は、そんなパイプがあるからこそ、仕事のオファーがもらえるのです。

事務所に所属しない個人が、テレビ局や制作会社に乗り込んで売り込むことは、ほぼ不可能と思っていいでしょう。

フリーの声優のメリットである、仕事を選べるとか、スケジュール管理が自分でできる、というのは、仕事の依頼があって初めて感じられるものです。

 

実力を認めてもらえない

一般的な制作サイドとしては、「事務所に所属している声優=ある程度実力を保証されている人」と考えます

事務所に所属しているということは、何百人の候補生の中から事務所が選んだ人材で、さらにその中から選抜してお仕事に派遣されているからです。(近年、事務所が乱立して必ずしもそうではなくなってきましたが、それでも制作側が利用する事務所はこれまでにお付き合いのある事務所であることが多いです。)

本当に実力があったとしても、それを証明するには、実績が必要ですが、フリーでは、実績を積むチャンスには恵まれないでしょう。

フリーの場合、実力を認めてもらえないのが現実です。

 

すべての業務をこなす必要がある

フリーになったら、営業だけでなく、自分のスケジュールや経費管理など、あらゆる業務を全て一人でやる必要があります。

その上、声優としての自己管理・スキルアップも必須です。

スケジュール管理が大変になるほど仕事がもらえれば…の話ではありますが、すべての業務を一人でこなす覚悟は必要です。

 

孤独感

事務所に所属すると、マネージャーと二人三脚で仕事を進めることになります。

一方、フリーの場合、現場にマネージャーさんはいませんし、何かあった時もすべて自分で対処しなくてはいけません。

万が一、失敗した場合、全部自分で責任をとる必要もあります。

誰にも頼れないのは、辛いことです。

 

やっぱりフリーは厳しいんだね。事務所に所属するのをすすめている理由が分かったよ

 

フリーになった声優の声

フリーの声優を経験した人の声を調べてみました。

事務所の所属できず、フリーランスとして声優活動を始めましたが、1年以上仕事がなく、アルバイト漬けの日々を送りました。

その後、自分でホームページを作り、営業活動を続け、ようやく塾の教材VTRのナレーションやネット広告のセリフ読みなど月に2、3本の仕事が入ってくるようになりましたが、声優の仕事だけでは、生活できません。

営業の難しさを実感しています。

 

知名度の高い声優なら結構フリーになっても仕事があると思うけど、知名度があまりない声優だとフリーになってからの仕事は現状維持か減ってしまうか、といったところだと思います。

事務所に所属していたことのある声優でもそんな感じなので、素人からいきなりフリーの声優として活動していくのはもっと厳しいですよね。

特にアニメやゲームといった商業作品に出るのはなかなかに難しいことです。

出典:ネット調査

 

フリー声優と事務所に所属している声優の違い【まとめ】

よくテレビなどで紹介されているような声優のお仕事がしたいのであれば、事務所に所属していないと厳しいのが現実です

対応力や適応力、柔軟性などは、厳しい現場での経験から生まれるところが大きいのも事実。

事務所に入ったあとでもフリーになることはできるので、まずは事務所に所属してひとつひとつ経験を積み、実力をつけましょう。

みなさんが想像しているより厳しい世界で、声優としての仕事がもらえなければ何も始まらない業界なのです。

 

おすすめの声優養成学校・スクール

事務所に所属するには、声優養成学校やスクールに入るのが近道です。

そこで、当サイトでおすすめする声優養成所・スクールを紹介しましょう。

日本ナレーション演技研究所(日ナレ)

「日ナレ」はアイムエンタープライズなどが受け皿となっているので、自信をもっておすすめできる養成所です。

6つのプロダクションにはそれぞれ個性がありますが、メインのアイムエンタープライズや、最近力を持ってきたヴィムスなどで考えると、アイドル声優になりたい人や個性の強い人、マルチに活躍したい人向きだと言えます。

気になる点は、所属オーディションがかなり難関であることで、おそらく他の養成所の比ではないと思います。

日ナレは養成期間が他に比べて長いですし、留年も入れると最大で6年間ありますが、飛び級制度もあるので、売れている人の中には1年で事務所所属になっている方もいます。

能力さえあれば早くプロになれることは非常に魅力的です。

【ジャンル】声優養成所

【場所】本社は東京(スタジオが全国に17箇所(代々木、お茶の水、立川、町田、池袋、大宮、所沢、柏、千葉、横浜、大阪、難波、天王寺、神戸、京都、名古屋、仙台

【期間】1年~

【費用】

・週1回クラス:入所金:10万円(仙台校は5万円、高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)20万円

・週2回クラス:(お茶の水校/名古屋校/大阪校)入所金:10万円(高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)36万円

・週3回クラス:(代々木校)入所金:10万円(高校生は5万円)/年間受講料:4月生(4月から翌年3月まで)50万円

【提携プロダクション】 マック・ミック、原オフィス、アトミックモンキー、プロースト!、スリートゥリー、トライストーン等

\資料請求は無料/

日ナレ 公式サイト

 

総合学園ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーは専門分野を学び就職・デビューを目指す学校です。

その特徴は、プロダクションとの連携に力を入れていることで、プロダクションの代表や現役声優を講師に招くだけでなく、希望する学生全員がオーディションに参加することが可能です。

その回数は350回以上。1年間にほぼ毎日オーディションチャンスがある学校は他にないでしょう。

ただ、難点は学費の高さで、全日制は、1年間で100万円以上かかります。

学費ローンを組むことができますが、自力での返済はかなり厳しい額といえますが、それだけの価値があるという口コミが多いです。

【ジャンル】声優スクール

【場所】全国に16箇所(札幌、仙台、柏校、大宮、新宿、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、北九州、福岡、鹿児島、那覇)

【期間: 声優専攻2年間

【費用】 約105万円 (※入学金、1年次学費の合計。別途、施設・教材・実習・諸費用が必要)

【提携プロダクション】 マック・ミック、原オフィス、アトミックモンキー、プロースト!、スリートゥリー、トライストーン等

 

アミューズメントメディア総合学院

アミューズメントメディア総合学院の魅力は、声優事務所のオーディションを75社も受けられることです。

また、レッスンスタジオのほかに、「AMGスタジオ」というアフレコスタジオや、小さな収録ブースを備えていて、生徒さんなら申し込めば放課後などに使用させてもらうこともできます。

プロ仕様の機材を使用できるなんて、なかなかないことですから、恵まれた環境といえるでしょう。

ただ、学費はかなり高いので、保護者との相談も必須でしょう。

【ジャンル】専門学校

【場所】東京都渋谷区

【期間】本科/全日2年

【費用】声優学科 初年度 入学金:10万円/授業費:88万円/施設設備費:20万円/演習実習費:10万円  合計128万円

【提携プロダクション】 専門学校のため、提携プロダクション自体はありませが、複数のプロダクションのオーディションが受けられます。

LINEからも無料で資料請求できます

アミューズメントメディア総合学院 声優学科

 

 

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