声優コラム

声優になりたいけど容姿・声質・あがり症などのコンプレックスは不利?短所を武器に変える方法

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声優になりたいけど容姿・声質・あがり症などのコンプレックスは不利?短所を武器に変える方法

「声優を目指すうえでコンプレックスがあると不利?」

活躍している声優さんはもちろん、誰もが1つや2つコンプレックスを持っているのが普通です。

でも、生き残るのが難しい声優を目指すからこそ、不安になってしまいますよね。

「できれば改善しておいた方が良いのかな?」と誰もが悩む問題です。

 

結論としては、仕事に支障をきたすようなコンプレックスなら早めに治す(歯並びが悪くて上手くしゃべれない等)、それ以外のコンプレックスは自分の立ち回り次第で「自分の武器」に変えることができます

 

このページでは、

  • 声優を目指す方に多いコンプレックス
  • そのコンプレックスが不利になるのか
  • 改善方法や対策

などを紹介しています。

 

声優志望者が気にしている8つのコンプレックス

声優を目指している方には、下記のようなコンプレックスを抱えている方が多いです。

  • 歯並びが悪い
  • 滑舌が良くない
  • 外見に自信がない
  • 緊張しやすい、あがり症、顔が赤くなりやすい
  • 人より声が高い、または人より声が低い
  • 声に特徴がある
  • 人見知りをする
  • なまり・方言がある

 

仕事に関わる大事な部分なので、もし不利になるようなコンプレックスなら改善したいですよね。

特定のコンプレックスは声優の仕事をしていくうえで不利になるのか、なるのであればどう改善すればいいのか、などを悩み別に解説していきます。

いつものように現役声優さんにお話を伺っています

 

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歯並びが悪い

歯並びが悪い

歯並びを気にしているのなら、歯医者さんと相談のうえで歯列矯正をするのが一番です。

ただ、歯並びのせいで滑舌が悪かったり、歯に隙間があって空気が抜ける音がマイクに入るなどの支障がなければ、そこまで気にする必要はありません

歯並びは本当にみなさん気にされます。

でも、歯並びが悪いことによってプロの声優になれないのかと言うと、そうではありません

歯列矯正はお金もかかるので、家庭の事情でできない方もいます。

 

また、歯列矯正は人にもよりますが、5年~10年くらい経つと元に戻ってしまうこともあります。

矯正前とは全く違う歯並びの悪さになることもあるので、よくよく歯医者さんでご相談してから決めてくださいね。

一般的に矯正は歯を抜くケースが多いので、口内が狭くなり舌をかみやすくなったりする可能性もあります。

「歯列矯正をしなければ、上手く発音できない!」というように、どうしても仕事に支障がでるのであれば歯列矯正せざるを得ませんが、そこまで支障がないのであれば技術でカバーできる部分が大きいです。

 

歯並びを治したいなら早めに歯列矯正を

声優を目指す方で、歯並びが悪いことを気にして歯列矯正をしようか悩んでいる方は結構多いです。

もし、いつか歯列矯正しようとお考えなら、できるだけ早いうち(可能であれば養成所に通う前など)に矯正しておくことをおすすめします

歯列矯正は矯正器具が常時歯にくっついている状態ですので、非常にしゃべりにくいです。

器具に擦れて口内炎もできやすかったり、器具が口内でひっかかって切れて出血することもあります。

また、痛みで養成所のレッスンに集中できない日があるかもしれません。

メモ

歯列矯正は常に痛いわけではありません。

歯医者さんなどで器具をしめてもらってから1~2日間ほど痛いだけです。

痛みの度合いや長さにも個人差があります。

 

それに歯並びが変わると、必ず違和感を感じます

生まれてきてから、ずっと慣れていた口腔内が変化するのですから、矯正器具がとれた後に上手くしゃべれないなんてこともありえます。

個人差はありますが、しばらくその歯並びになれる時間が必要になるのです。

 

養成期間が短い養成所(半年~1年くらい)の場合、入所と同時に歯列矯正を行うと、器具をつけたままの状態で事務所所属オーディションを受けることになります。

非常にしゃべりにくいですし、見ため的にどういった影響を与えるのかちょっと予想がつきません。

私が養成所に通っていたときは、歯列矯正中にオーディションを受けた方はいませんでした(矯正した方が良いのかどうか悩んでいる方は何名かいましたが…)。

ただ矯正歯科では、結婚式などの大事な日だけ器具を外すことができるところもあります。

有料になってしまう可能性がありますが、オーディションの日だけ器具を外すという方法もないことはないです。

 

プロになってからの歯列矯正はデメリットが伴う

声優さんの中には、プロになってから歯列矯正される方もいます。

しかし、仕事をするうえで下記のようなデメリットもあるので頭の片隅に置いておきましょう。

  • 器具によってはリップノイズがしやすい
  • しゃべりにくい

声優は口を使う仕事なので、歯列矯正することによって普通の人よりも口内が切れやすかったり、痛くなったりすることも予想されます。

「万全ではない状態で仕事をしなければいけない」と考えると、やはり歯列矯正をするなら早めに済ませておくのがベストですね。

 

滑舌が良くない

活舌が良くない

「滑舌が良くない場合、声優にはなれないのか」という質問も多いですが、それは原因によります

生まれつきの舌の長短で、活舌が悪いのであれば基本的にどうすることもできません

ただ、それ以外の原因(歯並び・発音の問題)であれば、努力や改善法でいくらでも対処することができます。

 

例えば「歯並びが悪い」の部分で説明しましたが、歯並びが問題なら歯列矯正という方法もあります。

普段からボソボソしゃべっているとか、あまり口を動かしてしゃべっていないなど、自分の話し方の問題である場合は努力次第で改善できます。

 

舌の長短が原因の場合、もしかすると外科的手術など何らかの方法があるのかもしれません。

しかし、さすがにそこまでする必要があるのかと思いますし、必ずしも成功するとは限りません。

たいていの場合どうしようもないといったパターンが多いように思います。

 

ちなみに、多少活舌が悪くても声優として活躍している方はいらっしゃいます

当サイトでは、男性の声優さんと女性の声優さんと1名ずつに協力していただいて記事を作成しているのですが、男性の声優さんも実は活舌が苦手だとおっしゃっていました。

特に「さ行」が。

活舌について少しお話を伺ってみました。

活舌が悪いと声優になるのは難しいですか?
男性声優
う~ん…程度によると思いますね。どうあがいてもうまく言えないのならば厳しいかもしれません
そうですか…。ご自身も活舌は苦手な方だとか?
男性声優
正直申し上げると私は歯並びが悪い方で、「さ行」がうまく言えません。

でもなんとか「さ行」の所を強くしたり、抑えたりする小手先の技を使ってしのいでいます。

ですが、たまにしのげない時もあるんですよね…舌が並びの悪い前歯に当たって音が抜けちゃうんです。

そんな時は監督にめちゃくちゃ怒られます。

男性声優
そしてその監督の作品に呼ばれなくなります…仕事なくなります…でもまたチャンスは来ます!

忘れた頃にまた呼んでくれるからです!そん時はいい所見せてやろうぜ!っていう感じですね。

 

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容姿・顔など外見に自信がない

鏡を見て悩む女性のイメージ画像

外見の良さは確かに声優という職業には必要だと思います。最近は特にそうですね。

ただ、外見が良くないから声優になれないかというと、そうではないです。

良いに越したことはないですが、外見は自分の努力次第でいくらでも変えられます。

 

例えば、太っている方であればダイエットすれば自信がつきます。

健康に影響を与えるほどの極端な太り方でないなら、「おもしろキャラ」や「愛されキャラ」になれば太っていることもマイナス要素にはならないこともあります。

ただし、太っている方の場合は清潔感があるかどうかは特に重要なので、自分のことを客観的に見ることは効果的です。

 

外見に自信がなくても売れっ子声優になる方法

外見に自信がない場合、外見以外の技術で補うのが一番です。

ヒーロー・ヒロインなどの主役ではなく、名脇役を目指すイメージですね。

俳優さんをイメージするとわかりやすいのですが、主役よりもオーラがある名脇役の方がいますよね。

この人、いつも脇役として作品に出てるな~

というような立ち位置を目指すのです。

いわゆる「アイドル声優」と呼ばれる若い子たちが、あまり得意としないようなキャラクターを演じられることが理想。

自分の立ち位置を確立して、それを強みにしていきます。

 

顔にコンプレックスがある場合は、女の子ならメイクやおしゃれ、あとはしゃべり方や雰囲気でどうにかなる場合がほとんどではないでしょうか。

モデルや女優さんになりたい、AKBに入りたいなどであれば素材の美しさは最重要事項。

しかし、声優は外見が特別整っていなくても十分プロになれます。

もちろん、モデルや女優のような外見を持ち合わせていれば、売れっ子声優になれる可能性がぐんと高まることは間違いありません。

それでもやはり、演技や滑舌やアクセントが全くダメだと声優にはなれません。

ですので、声優はある程度の外見に、演技力が伴う、バランスの良さが重要になってくるのではないでしょうか。

 

また、男性は女性ほど外見の良さは重要ではないように思います。

もちろん外見が良いに越したことはありません。

ですが男性の場合は確かな実力、声質、人柄的な使いやすさ、「何を任せても演じることができる」という意味での使い勝手の良さなどの方がよっぽど重要です。

 

緊張しやすい、あがり症、顔が赤くなりやすい

緊張しやすい、あがり症、顔が赤くなりやすい

プロでも緊張しやすい方はいらっしゃいますし、あがり症、顔が赤くなりやすい場合も演技に影響がなければ問題ありません

若ければ、顔が真っ赤になるのが可愛いと言われることもあります。

普段、真っ赤になっているような方が、いざ演技となると別人のようになるのであれば、そのギャップにまわりの人は驚くはずです。

そういう方は印象に残りますし、コンプレックスが強みになっていると言えますね。

 

緊張しにくくなる方法

演技に影響してしまうほど緊張される方は、「演じていること」に集中すれば緊張しません

お芝居のエチュードで有名なものがあります。

教室でみんなが見ている前で、ただ「歩いてください」と言われて歩くと、ほとんどの人が
「え?今までどんなふうに歩いていたっけ?」と思ったり、
「見られている!」と、意識し過ぎて上手く歩けなくなってしまうのです。

そして次に「本を頭の上にのせて歩いてください」と言われると、本を落とさないことに意識が集中するので、みんな見られていることをすっかり忘れ、緊張せずに歩けてしまうのです。

 

つまり、お芝居をしているときは「役」になりきっているはずなので、もし緊張するのであれば、役になりきれていない証拠

「緊張している=本来の自分に戻っている」ということになります。

逆を言えば、演技に集中しさえすればまったく緊張しなくなるということです。

 

それから、緊張は思い込みな面もありますね。

自分で「緊張する~!」と言葉にすると、それがたとえ嘘だったとしても本当に緊張してくることがあります。

緊張しやすい方は、あえて「緊張する」と言葉に出さないのも対策のひとつです。

 

人より声が高い、または人より声が低い

声を出している声優のイメージ画像

「人より声が高い・人より声が低い」というのは、声優を目指すうえで、プラスになることはあってもマイナスになることはありません

声優という職業においては、人より高い声・低い声は強みなります。

気にする必要は一切ありませんし、むしろラッキーと思うべき。

今後は「コンプレックス」ととらえるのではなく、どのようにその「人よりも高い声・低い声」を活かしていくかを考えましょう。

 

声に特徴がある

特徴のある声も、声優という職業ではプラスになります

むしろ、売れる声優になれる可能性が高くなります。

声に特徴がなくても声優にはなれます。

しかし、声に特徴があれば、あらゆる場面で大きな武器になることは間違いありません

例えるなら、

声に特徴がない人 …階段を上るようにゆっくり声優の道を歩んでいく
声に特徴がある人 …エスカレーターで上るように他の人よりリードできる

と思ってもらえるとわかりやすいかもしれません。

結構、差が出てきますよね。

 

お芝居が上手い方はたくさんいらっしゃるので、言い方は悪いですがいくらでも代えがききます。

他にいないような特徴的な声質を持っていれば、もうそこはあなたの独壇場です

あなたにしかできない仕事、あなたにやって欲しいという仕事が絶対にあります。

実力をつけて、確実にチャンスをつかんでいきましょう。

 

人見知りをする

人見知りをする

声優さんには「実は人見知り」という方がわりと多いように思います。

ですので、全く問題ありません

ただ、やはり声優業界は人間関係が非常に重要になってくるので、うまく立ち回ることが必要ではあります。

うまく立ち回れるかは、人見知りかどうかよりも、経験や頭の回転の良さでどうにかなるものです。

それでもどうにかして人見知りを克服したいという方は、とにかくたくさんの人に関わっていくのが一番。

学生さんでなら、アルバイトや部活などで人と関わり、社会人の方であれば社内外問わず人脈を築いていくのがおすすめです。

何でも良いので人の中に入っていけば、段々と人に慣れていきます。

最初は、人見知りがゆえに会話が続かなかったり、頭が真っ白になって話すことを忘れてしまったりするかもしれません。

しかし、たくさん失敗をすれば、それが次の教訓になり、同じ失敗をしなくてすみます。

気づいたときには、自然と立ち回りも上手くなっていますよ。

 

なまり・方言がある

なまり・方言がある

なまり・方言は、声優という仕事において不利ではありません

むしろ、標準語と方言の両方が自由自在に操れるようになれば、仕事の幅がぐんと広がって有利です。

オーディションの際に、「地域限定の言葉が話せる人」というような条件があるとライバルが減ります。

「地域限定の言葉が話せる人」というだけで、お仕事を掴むチャンスがあるということです。

 

標準語を習得するまでの期間に個人差は出るものの、なまりや方言はたいてい直ります

ただ、「直りにくい地域」というがあって、北陸地方や栃木あたりの微妙ななまりは、直りにくいと言われています。

関西弁や東北弁のように、標準語と全く異なる方が直りやすいですね。

反対に、「標準語に近いけど微妙に違う」という方が、音の違いを理解しにくいです。

女性声優
自分では標準語で話しているつもりだけど、標準語圏の人が聞いたらなんか違うって感じるんだよね

 

参考

私が養成所に通っていた頃の経験談ですが、卒業までになまりが直っていなかった人の割合は

  • 比較的直りやすい地域出身だけど、なまりが直らなかった人 …クラスに1人くらい
  • 直りにくい地域出身の人で、なまりが直らなかった人 …クラスに数人

という感じです。

 

なまり・方言を直す方法

標準語を話せるようになる一番の近道は、標準語圏に何年か住むことと言われています。

これは本当にその通りです。

標準語を話す地域に住めば方言を聞く機会もほぼないので、いちいちアクセントを調べなくても標準語が勝手に出てくるようになります。

 

標準語圏の養成所に行かず、地方の養成所・専門学校などに通う不利なのかというと、そうでもありません。

地方の養成所・専門学校では、みんなが標準語を話せないのでアクセントの授業を活用形なども含めて、こと細かく丁寧にやってくれます

東京の養成所・専門学校などに比べて、時間のかけ方がずいぶん違うのです。

いずれにせよ、たいていの人はなまり・方言は直るので、自信を持ってレッスンに励みましょう。

将来的に、コンプレックスではなく特技になりえる要素です。

 

声優志望者が気になるコンプレックス【まとめ】

声優になって仕事をもらい続けることが難しいとわかっているからこそ、少しでも不利になる要素はなくしたいですよね。

コンプレックスは誰もが何かしら持っているものです。

たとえば、あなたが憧れとしている声優さんにだって、コンプレックスはあると思います。

たいていのコンプレックスは、自分が考えているほど他人は気にしていない(まわりの人から見るとコンプレックスではない)可能性が高いです。

むしろ、コンプレックスがその人の長所や個性になることが多いですし、努力次第で改善できるものがほとんど。

一人で思い悩むくらいなら身近な人に相談したり、徹底的にレッスンに励んだりして、前向きに声優を目指して欲しいです。

 

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