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アニメ声優の仕事内容や給料は?向いている人と向いていない人の違い

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アニメ声優の仕事内容。向いている人と向いていない人の違い

現在、日本が海外に誇るカルチャーとして欠かせなくなっているアニメ。
アニメ人気に比例して、作品に命を吹き込む「声優」という職業を目指す方も増えています。

アニメ声優に憧れている方は、

  • アニメ声優って、どんな仕事をしているの?
  • 自分はアニメ声優に向いている?
  • アニメ声優の収入ってどのくらい?
  • アニメ声優になるにはどうすればいい?

というような事が気になりますよね。

このページでは、人気が高まっているアニメ声優の仕事内容や収入、向いている人の特徴、アニメ声優になる方法などを、わかりやすくまとめました。

実際にレコーディングエンジニアとしてアニメの収録に携わり、多くの声優さんと一緒に仕事をしている方にお話を伺ったので、よりリアルにアニメ声優の現実を知ることができるかと思います。

 

 

アニメ声優の仕事内容

アニメ声優のお仕事といえば…真っ先にイメージするのは、声優さんみんなで収録している風景かなぁ。
女性声優
全員で収録する方法の他にも、個人で収録する方法もあったりするんだよ。どんな感じで収録するのか説明するね。

 

声優が作品に関わってくるのは、台本が完成した後です。
事前に完成した台本が出演者に送られ、後日収録となるのですが、収録の方法には大きく2種類あります。

 

複数の声優が集まって一斉に収録する

まず1つ目の収録方法は、テレビ番組などでよく見る「キャスト全員で集まって一斉に収録する方法」です。
ご存知の方も多いと思いますが、台本を片手に持ちながら、自分の順番になったらマイクに向かって台詞を入れていきます。

会話などで2人以上が登場するシーンの場合、誰か1人が間違えてしまうと、基本的にはそのシーンごと録り直しになります

 

個別に収録する

2つ目の収録方法は「自分の台詞だけを抜き出して、別々に収録する方法」。
スケジュール的に、全員で集まることが難しい現場で取られる方法です。

「自分ひとりだけなら気楽じゃないか」と思うかもしれませんが、この収録方法の場合は時間との勝負です。

何度も同じところでNGが出てしまうと、どんどん時間が足りなくなります。
後ろに控えている方の時間まで収録が延びてしまうと、全体のスケジュールが乱れてしまいます。

 

どちらの収録方法でも、自分の準備不足が全体のスケジュールに影響を与えてしまう恐れがあるので、一人一人がプロとしての意識を持って、事前にしっかりと台本を読み込んで臨むことが必須となります。

1クールのアニメだと全12話分の収録が、毎週(もしくは隔週)で行われます。

人気声優さんともなると、その合間にイベントやラジオ番組の収録なども入って思うように時間がとれませんが、そんな状況でも「事前準備」をしなければなりません。
収録当日だけ頑張ればいいという甘い業界ではないのです。

 

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アニメ声優に向いている人、向いていない人の違い

声優という職業は「少ない時間でもきちんと準備ができる」というスキルが求められます

私の体験談ですが、声優志望の専門学校生や一般オーディション参加者の中には、残念ながら毎年同じオーディションを受けに来られる方がたくさんいます。
「毎年受けに来る=毎年通らない」ということです。

諦めずに挑戦する姿勢は素晴らしいのですが、そういった方々にはいくつかの共通点があるのです。

声優に向いていない人

  • セリフを覚えてこない
  • 読み方やイントネーションが間違っている
  • 「○○さんみたいになりたい!」という憧れが強すぎる

上記のような方は、ハッキリ言って声優には向いていません。
逆を言えば、「きちんとした準備の方法を身に付け、色々なことに対して柔軟に対応が出来る人」は声優に向いているということになります。

 

アニメ声優に向いていない人① セリフを覚えてこない

何度も書いているとおり、ただの準備不足なのですが、意外なことにセリフを覚えてこない方は結構多いです。

セリフを覚えてこない方の中には、「新鮮な気持ちで望んだ方が自然な演技ができる」と言う方もいるのですが、プロ声優の中にもそんな”天才型”の方はほとんどおらず、みなさん事前にしっかり台本を読み込んで収録に臨んでいます。

実際に活躍している声優さんは、影の努力を惜しまない人の方が圧倒的に多いです。

 

アニメ声優に向いていない人② 読み方やイントネーションが間違っている

たくさん練習を重ねてきたにも関わらず、漢字の読み方やイントネーションが違っていることが当日発覚し、本来の力が発揮できないという方も多いです。

たとえば「地名」は独特の読み方があったりしますし、「和製英語」や「人名」のようなイントネーションが曖昧な言葉も多く存在しています。

事前に台本を読み、不安な言葉は「アクセント辞典」などでしっかり調べてから練習することが大切です。

 

アニメ声優に向いていない人③ 「○○さんみたいになりたい!」という憧れが強すぎる

すごく憧れている声優さんがいて、「○○さんのように活躍したい!」と目標を立てることは素晴らしいことです。
ですが、憧れの声優さんを真似ていればいいということではありません。

現在活躍されているプロ声優の方々には、必ず「その人らしさ」というものがあり、エンドロールを見る前に「この人だ!」とわかるほど特徴のある方が、たくさんいらっしゃいます。

プロ声優の収録現場では、読み方や声色について指摘が入ることは日常茶飯事。
要望にこたえつつも「その人らしさ」を盛り込むテクニックがあるから、世間に認知され、有名になっていくのです。

「声優」と言う厳しい業界で活躍し続けるには、自分の長所、短所をしっかり見極め、要望に対して柔軟に対応ができる技術を身につける必要があります。

これからプロを目指そうと思っている方には、まだ自分でも気付いていない唯一の「自分らしさ」があるかもしれません。
憧れの人の真似をするのではなく、「自分らしさ」を大切にしながら、柔軟に対応できるスキルを身につけていくことをオススメします

 

アニメ声優の給料

アニメ声優の給料

まずはじめに、声優に安定したお給料はありません。
さらに、アニメ声優だけで生活していくとなると、かなり売れっ子にならないと難しいです。

アニメ声優として超有名な方も、実はナレーションのお仕事をしたり、アニメ以外のお仕事をしています。

「自分はアニメ声優のお仕事しかしない!」と言えるほど甘い業界ではありません。

収入面を考えるのであれば、どんな仕事でもやるくらいの意気込みが必要です。

 

声優のお仕事は歩合制になっています。

歩合制とは?

仕事の成果に応じて給料が変動する仕組みです。

たくさん働けば給料も上がりますが、仕事がなければ給料もゼロ。

 

声優は仕事内容によってギャラが違う

声優のギャラは、仕事内容によって異なります。

例えばアニメや外画(洋画の吹き替え)のお仕事は、協同組合 日本俳優連合(以下、日俳連)の定めた「外画動画出演実務運用表」によってランクごとに報酬が異なります。

1本あたりの出演料は下記の3つの要素から算出されます。

  1. 技量、キャリア、人気などに基づいた「ランク」
  2. 出演作品の長さ(30分作品や60分作品など)
  3. 作品の利用目的(地上波、劇場版など)

ちなみに、声優さんのランクについては個人情報にあたるため公表はされていません。

 

1本あたりのお仕事のギャラ(30分番組が基準)は15,000円~45,000円まで幅広く、ランクによって決まります
「ノーランク」と呼ばれるベテラン俳優になるとギャラは交渉次第で、それ以上の金額になることも。

30分以上の動画の場合、基本報酬に「時間割増料」がプラスされますし、ビデオ等で販売される場合、「転用料」もプラスされます。

 

駆け出しの新人の場合は、まず事務所やプロダクションに所属し、新人声優として日俳連へ加入します。
「新人」として扱われる期間は3年間。

新人の間は、仕事1本15,000円のギャラで時間割増料などは基本的にありません。
外画CS放送番組の出演料はもう少し安くて、1本あたり8,000円(60分以内)~となっています。

お仕事がなければ給料もありません

 

アルバイトで生活費を稼ぎながら、合間に声優の仕事をしたり、オーディションを受けて少しずつ経験を積んでいくことになります。

もちろん将来は声優を目指しているわけですから、オーディションや声優のお仕事が最優先。
シフトの調整をしてくれたり、ある程度、融通が利くようなアルバイト先が良いですね。

 

一方、ナレーションやCM、アナウンス、ゲームなどの仕事はランク制ではありません
企業(クライアント)と事務所(マネージャー)の交渉によって、お仕事の報酬が決定します。

 

声優は基本的に、その月の仕事内容によって月収が変動しますので、収入の目安をたてにくいお仕事ではあります。

 

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アニメ声優になるには?

アニメ声優としてお仕事をするには、まず事務所やプロダクションに所属する必要があります

事務所やプロダクションに所属する方法は、主に2通り。

  • 事務所やプロダクションにコネクションがある養成所や専門学校へ通う
  • 自分でオーディションに応募する

 

全くの未経験であれば、声優に必要な技術が学べる養成所や専門学校をおすすめします。

働きながら通えるところもあれば、全日制でしっかり技術や知識を身に着けられるところもあるので、ライフスタイルや学費などと相談しながら、自分に合う養成所・専門学校を選びましょう。

 

 

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